学び方がわからないというお子様のために・・・
本屋さんなどをめぐると勉強方法についての本が大量に平積みされています。見てみて参考にしていくことはすごく重要だと思います。ですが、「本に書いてある内容を実際に実行し、そのおかげで無理だと思っていた難関校に合格できました。」という体験談はあまり聞かないですし、信用してはいけないと思います。むしろ、その本を読んでいる時間があるのであれば、教科書でもノートでも手当たりしだいに読んだ方が成績は上がります。
あくまでも私の意見ですが、そういった本は息抜きとして勉強の合間の休憩時間(ごはんのときとか…)に読むと効果的です。勉強のモチベーションが上がりますし、プラセボ効果で頭が働くかもしれません。ちなみに私はそういった本が結構好きなのでよく読みます。(おすすめは「「学力」の経済学」「AIvs教科書が読めない子供たち」「ごまかし勉強(上)(下)」です。)
最後に、勉強の方法ですが、受験まで時間があるのであれば2つのことをやってみてください。
一つは「今この瞬間から限界まで勉強してみる」。まずは何事もやってみることが大切です。適切な参考書を選び、しっかりと睡眠時間を確保して良い勉強のルーティーンを作ることはもちろん大切ですが、勉強方法を探っている段階の生徒さんは自分の限界を知りません。教材は今、手元にあるものを使い(なければインターネットで問題を検索しても良い)、どれだけ勉強すると頭が回らなくなってしまうのかや適切な睡眠時間についてもまずは試してから考えてみませんか。
二つ目は「必要ないものを捨てる」(もしくは「必要なもの以外がない環境に身を置く」)。勉強の効率はやった時間に比例して上がっていきます。では勉強をやっているのに成績が伸びない生徒さんはなぜ勉強効率が上がらないのかというと、勉強ができていないからです。一日2時間勉強している子がいたとして、その子の成績が上がっていなければ、2時間のうちの大半を無駄に過ごしている可能性が高いです。例えば友達からのラインを返したり、宿題の範囲を何度も眺めたり…。前者は携帯が手元にある限り防ぐことが難しいと思います。後者は机の上や部屋の中に様々なモノがあり集中できていない可能性があります。1つのカバンに必要なモノを詰め込んで別の場所に行くか部屋の中に机と椅子だけにすることで解決します。
あくまでも多数を想定してこの2つをお薦めしています。生徒さんは一人一人違うので全員に合う方法はありません。上の2つを試してもどうにもならない場合は別のやり方を考えてチャレンジしていくことが大切です。