2022年度の受験対策について

2022年度の受験対策はどうすればいいの・・・?

まず、2021年度の入試がどうだったのかというと

「大学入試センター試験」にかわり、新たに「大学入学共通テスト」がスタートしました。大きな変更点である英語4技能を評価する「外部試験」の活用や、国語・数学における「記述式設問」の一部導入などが公平性や採点処理などの問題から、急遽見直されました。また、新型コロナウィルスの影響により、全国の学校で3月以降の休校が相次ぎ、授業進度の遅れによる夏休みの短縮など、落ち着いて勉強する環境が整わなかった1年でした。

2021年度入試の例は決してその年のものだけではありません。2022年度入試を戦う受験生はコロナ禍の影響が続くと考えて、想定外の状況になっても周囲や社会の対応を信じて、冷静に対処する必要があります。

データの少ない「大学入学共通テスト」については、新規の部分に対応できる学力が必要です。導入されたばかりのテストですから、新規のパターンの問題が当然出てくると考えて勉強していくことになります。思考力・判断力・表現力を測ることを重視するテストということを念頭において問題集を選びましょう。大学の個別入試も①知識・技能 ②思考力・判断力・表現力 ③主体性をもって様々な人々と協働して学ぶ態度… の「学力の3要素」を評価することが求められています。学力の根本や学習する内容が一新されたわけではありません。ですが、大学入試改革の過渡期におけるこのような変更点を念頭に置いて学習することが大切です。